【不動産売却の基礎知識13】不動産が査定額通りに売れないのは何故でしょうか?

こんにちは。 リノベ不動産吉川駅前通り店の河田です。
 
不動産にご売却には多くの失敗事例が潜んでいます。
本メールでは、当社にお問い合わせをいただいた皆様が
不動産のご売却で失敗をしないために
有益な情報をお届けしています。
ぜひ最後までお読みください。
 
今回のテーマは
「査定額通りに売れないのは何故か」です。
 
それは、市場の売出価格だけを参考に、
安易に高値で売却を開始するからです。
 
「査定額が高い」という理由だけで、
売却を依頼する不動産会社を選んでしまうと、
結果的に「査定価格より、かなり下回る価格で売れてしまい損をした」
ということも起こり得ます。
 
そのような事態にならないために、
今回は、不動産の
「1.査定の方法」と「2.査定の仕組み」
について解説いたします。
 
これらを理解することで、
不動産売却時に適正な査定額を知る
ことができるようになります。
 
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1.査定の方法
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査定方法は、「机上査定」と「訪問査定」
に分けられます。
 
「机上査定」とは、入手できる机上の情報だけで
査定をする方法です。
メール査定や簡易査定とも呼ばれます。
 
一方で「訪問査定」とは、
実際に売却する物件を訪問して査定する方法です。
 
「机上査定」では、
売主様が査定を依頼した時の不動産情報で
査定してもらえるため、
気軽に依頼できるというメリットがありますが、
実際の不動産の状態を見ていないため、
正確な査定額を出すことは難しくなります。
 
さらに、「机上査定」ができるWEBサイトでは、
実際の成約価格ではなく、
不動産売却を開始した時点での価格(売出価格)を
参考にしている場合があります。
 
そのため、実際に売却された成約価格は、
机上査定より低い価格がほとんどであることから、
「机上査定」の結果のみで
売却を判断するのは危険になります。
 
ここに査定額通りに売れない理由があります。
 
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2.査定の仕組み
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不動産会社は、査定額をどのように
算出しているのでしょうか?
 
代表的な不動産の査定方法の一つは
「取引事例比較法」になります。
 
取引事例比較法は、
売却する不動産と条件が近い不動産の
過去の成約事例をもとに、
対象不動産の事情や地域的要因を考慮して
査定する方法です。
居住用マンションや土地の査定方法として
多く利用されます。
 
過去の成約事例は、
「レインズ」に掲載されています。
 
「レインズ」とは、不動産会社だけが
利用できる不動産情報のシステムです。
 
取引事例比較法を用いて
査定額を算出する不動産会社は、
「レインズ」を参考にするため
どこも同じような価格であり、
実際に売却できた価格とは違う場合があるということです。
 
このように、査定額通りに売れない理由は、
成約価格ではなく、売出価格をもとに
査定額を出す場合があるためです。
 
特に、「机上査定」を行う場合は、
売出価格をもとに査定することが多いため、
不動産のデータに加え、
実際に現地調査を行い物件のチェックをして
査定価格を算出する「訪問査定」もぜひご検討ください。
 
また、不動産の査定額は、
「取引事例比較法」を用いる限り、
査定額が大きく変わることはない
ということも覚えておきましょう。
 
不動産会社によっては、
売却依頼を取りたいために、
査定額を故意に高く提示する
不動産会社もいるので注意が必要です。
 
本日は以上です。
 
弊社は、基本的に訪問査定で
査定金額のご提示をしております。
なるべく短期間で売却するために、
お手伝いいたしますので、
ご興味がございましたら、よろしくお願いいたします。
 

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