【不動産売却の基礎知識14】不動産会社だけが使う秘密の情報システムをご存知ですか?

こんにちは。リノベ不動産吉川駅前通り店の河田です。
 
不動産のご売却には多くの失敗事例が潜んでいます。
本メールでは、当社にお問い合わせをいただいた皆様が
不動産のご売却で失敗をしないために
有益な情報をお届けしています。
ぜひ最後までお読みください。
 
今回のテーマは
不動産会社だけが使える秘密のシステム、
「レインズ」についてです。
 
「レインズ」とは、
「Real Estate Information Network System」の略称で、
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営する
コンピューターネットワークシステムのことです。
 
このシステムで、全国の不動産情報が確認することができます。
残念ながら、一般の方はアクセスすることができません。
 
一般の方がアクセスできないのなら、
レインズのことについて知る必要はないのでは?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
しかし実は、レインズの仕組みを知っておくと
不動産をスムーズに売却をすることが
できるようになります。
 
そもそも「レインズ」とは、以下の目的を達成するために
作られたものです。
 
・不動産情報の一元化によるスピーディーな売買
・過去取引事例を元にした適正価格の設定
・媒介契約に基づいた登録義務による安全な不動産取引
 
「レインズ」を利用することで、
全国の不動産会社が、全国の買主様や売主様に
つながることができます。
 
つまり、売却したい物件情報がレインズに
掲載されることで、多くの不動産仲介会社が物件を見つける
チャンスが出てきて、買主様を見つけやすくなるということです。
 
では、レインズのシステムに、
早く情報を登録してもらうには
どうしたら良いのでしょうか。
 
不動産売却を依頼する際に、
不動産会社と以下のいずれかの契約を締結すること
によって、それは可能になります。
 
(1)専属専任媒介契約
(2)専任媒介契約
 
この二つの契約は、
不動産会社が物件をレインズに登録する義務が
発生するためです。
 
その他にも「一般媒介契約」と呼ばれる
契約形態がありますが、
こちらはレインズへの登録義務はありません。
 
(1)専属専任媒介契約とは、
売主様が、一社の不動産会社のみと媒介契約を結ぶものです。
売主様が自ら買い手を見つけて契約することはできません。
 
(2)専任媒介契約とは、
売主様が、一社の不動産会社のみと媒介契約を結ぶもの
という点では、専属専任媒介契約と同じですが、
売主様が自ら買い手を見つけることが禁止では
ありません。
 
「レインズ」に売却する不動産情報を掲載すると、
全国の不動産会社が情報を見ることができるようになり、
スムーズな売却ができるというメリットがあります。
 
ただし、確実に「レインズ」に
不動産情報を掲載するためには、
「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」
のいずれかを締結することが必要となりますので、
注意しましょう。
 
契約締結後に、自身の不動産が
本当にレインズに掲載されたかを
確認できる方法をご説明します。
 
レインズに物件情報が登録されると、
レインズから不動産会社に登録証明書が
発行されます。
 
レインズにアクセスして、
登録証明書に記載されている情報を入力して
取引状態を確認することができます。
 
取引状態が「公開中」であれば、
レインズに不動産情報が掲載されています。
 
一般の方には、なじみの薄い「レインズ」ですが、
不動産売却を考えている方にとっては
重要なシステムなのです。
 
 
本日は以上です。
 
 

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