【不動産売却の基礎知識54】マンション査定価格を上げる4つのポイント(立地編)

こんにちは。リノベ不動産吉川駅前通り店の河田です。

不動産のご売却には多くの失敗事例が潜んでいます。
本メールでは、弊社にお問い合わせをいただいた皆様が
不動産のご売却で失敗をされないために
有益な情報をお届けしています。
ぜひ最後までお読みください。
 
今回のテーマは
「査定価格のポイント!立地!」
についてです。
 
立地は、マンションの査定額を
決めるうえで大きな比重を占めております。
 
どのような点で査定額が変わるのか
それを公益財団法人不動産流通推進センターの
「価格査定マニュアル」をもとにみてみましょう。
 
査定項目基準は、各不動産会社により異なりますが、
マンションの場合、重視されるうちのひとつが、
「ご売却物件から駅までの距離」です。
 
最寄駅からマンションまで徒歩何分なのか、
バス利用なのかという点です。
 
駅からの距離が短いほど査定価格は高めになります。
つまり、駅から徒歩1分のマンションの評価が最も高く、
駅から遠くなるほど評価が下がっていきます。
 
2つめは、マンション立地の方角と物件の階数です。
 
方角とはバルコニーが面している向きのことで、
東西南北では南向きが最も高く査定され、
次いで東、西、北の順に低くなるのが一般的です。
 
また、住戸が建物の角にあり、2つの方角に面している
角部屋の場合はプラスの査定になります。
 
角部屋は、隣接の部屋が片側で、
その分、窓が多くなり採光に適している間取りです。
角部屋のなかでも最も高いとされるのが
南東角部屋や南西角部屋です。
 
物件の階数は、一般的に上階にいくほど、
見晴らしが良いという評価を受け、
高い査定を受ける可能性があります。
 
3つめは、広さ・間取りです。
住戸の広さはマンションの査定価格に直結します。
専有面積(所有者として扱える部屋の内側の面積)
が広ければ、査定価格も高くなります。
 
しかし、100m²の査定額が、50m²の査定価格の2倍に
なるわけではありません。
その理由は一般的に専有面積が狭いほどm²単価が高く、
専有面積が広いほどm²単価は低く設定されるからです。
 
また専有面積による査定価格はエリアの特性にも
左右されます。
 
たとえば、ファミリー層が多い地域なら、
部屋数が多く広い専有面積が高く評価され、
少人数世帯が多い地域なら、専有面積がさほど広くなく、
使い勝手の良い1DKや1LDKが、
高い評価をされる場合もあります。
 
また、マンション周辺にスーパーや病院などがあると、
生活の利便性が高いと評価をされて、査定も高くなります。
併せて、近くに公園や、並木道などの緑が多いということで、
査定の評価が高くなる可能性があります。
 
逆に、高速道路、幹線道路に面しているとか、線路脇などの場所は、
振動や騒音が懸念されるため、二重サッシなどの遮音対策が
できていないと、評価が落ちる可能性があります。
 
そして、4つ目が築年数と物件の構造です。
築年数が新しいほど査定価格は高く、
築年数が古いほど査定価格は低くなります。
 
マンションの価格査定は周辺相場を基準に
個々に物件の価格を査定します。
 
相場が上昇すれば査定価格も上昇するため、
相場の動きや物件の条件によっては、
中古でも新築時より高く売れるケースもあります。
 
他にも、耐震性や遮音性に優れている
鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造や
タワーマンション、大規模マンションなど
マンションの規模が大きい場合も、査定価格が上がる場合もございます。
 
できるだけ高く査定してもらうため
今回お伝えした4つのポイントを
しっかり確認しておきましょう。
 
本日は以上です。
 
 

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