【不動産売却の基礎知識55】マンション査定評価を上げる設備と管理


こんにちは。リノベ不動産吉川駅前通り店の河田です。
 
不動産のご売却には多くの失敗事例が潜んでいます。
本メールでは、弊社にお問い合わせをいただいた皆様が
不動産のご売却で失敗をされないために
有益な情報をお届けしています。
ぜひ最後までお読みください。
 
今回のテーマは「マンションの査定評価を上げる設備と管理」
についてです。
 
設備には宅内環境とマンション自体の環境
の2種類があります。
 
各ポイントに合わせて解説をさせていただきます。
 
(1)宅内設備
実は宅内設備は、あまり査定価格に影響しません。
築年数が比較的新しく、設備や内装をそのまま使える状態であれば、
査定価格に反映されますが、評価の差はわずかです。
 
設備の中には後付けが困難なものもあるため、
その場合は査定価格が上がるケースもございます。
例えば、システムキッチン組み込みの食洗器や
生ゴミのディスポーザーなどです。
 
(2)共用部分
マンションの価格査定では共用部分が重要です。
 
例えば建物の外壁やエントランスの作り
セキュリティなどは、グレードにより差が出るため、
価格査定のポイントになります。
 
他にも共用施設の充実度もポイントになります。
共用施設とは、集会室やキッズルーム、専用庭園、スポーツ施設など
住民が使用したり交流したりする施設を指します。
 
(3)管理状態
マンションの管理状態も価格査定では重視されます。
価格査定で評価されるのは、まず管理体制です。
 
マンションの管理は住民(区分所有者)で構成される
管理組合によって、管理会社に委託して行われるケースが
ほとんどです。
 
管理会社から派遣される管理員の勤務形態によって
判断する場合が一般的です。
 
管理員が概ね週3日程度勤務する日勤を標準とし
3交代制などによる24時間管理、コンシェルジュ対応などは
プラス評価になります。
逆に、巡回や管理員がいないとマイナス評価となります。
 
また、共用部分の保守や清掃が行われているかどうかも
評価ポイントになります。
 
評価のポイントは
・共用施設などにゴミや汚れ、異臭がないか
・ゴミ置き場は、常に整理されゴミ自体も片付いているか
・自転車・バイクの駐車場の設備の状態
などです。
 
(4)管理費・修繕積立金
マンションの住民が毎月支払う費用のうち
管理費は主に管理会社への委託費用へ
修繕積立金は共用部分の維持・修繕に充てられます。
 
修繕積立金は共用部分を修繕するための費用のため、
修繕が適切に行われているかどうかも重要なポイントです。
 
通常マンションは、竣工した時点で長期修繕計画も計画されています。
しかし、長期修繕計画が無いマンションですと
マイナス評価になります。
 
できるだけ高く査定してもらうために
今回お伝えしたポイントを
しっかり確認しておきましょう。
ぜひ、査定価格の参考にしていただければ幸いです。
 
弊社では、不動産売却に関する
お手続き方法やお客様のお悩みにお応えしております。
何かございましたら、お気軽にご連絡ください。
 
本日は以上です。

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