【不動産売却の基礎知識64】建物付き土地を更地にするメリットとデメリット

こんにちは。 リノベ不動産吉川駅前通り店の河田です。
 
不動産のご売却には多くの失敗事例が潜んでいます。
 
本メールでは、弊社にお問い合わせをいただいた皆様が
不動産のご売却で失敗をされないために
有益な情報をお届けしています。
ぜひ最後までお読みください。
 
 
今回のテーマは
「建物付き土地を更地にするメリットとデメリット」
についてです。
 
古家がついている土地を売却しようとする時
「更地にすべきか、古家をそのままにしておくか」
でお悩みではないでしょうか?
 
結論からお伝えしますと
古家の状況によって異なります。
 
それぞれのメリット・デメリットから
どちらを選択すべきかの参考にしてみてください。
 
まず、古家は解体した方が良いのかについてですが
家自体に価値がないのであれば、
解体してから売り出すのが無難です。
 
ちなみに築22年以上の木造戸建ては、
リフォームなどしていなければ、
建物として価値が見いだせないと
一般的にはされています。
 
家自体に価値がない場合、土地は土地の査定値で
売買されることになります。
 
家が建っていたとしても、
土地だけの価値で判断され
「古家付き土地」として売却されるということです。
 
ただし、買い手様の目線からみると
古家の解体に手間もお金もかかってしまうため
購入に対して後ろ向きになってしまいかねません。
 
そこで、建物を事前に解体しておけば
買い手様には、手間や資金がかからないため
古家がある場合と比較しても
購入してもらえる確率は上がるでしょう。
 
つまり、更地にしておくことによって
早期売却の可能性が高まるということです。
 
売り手様、買い手様。双方にとって、
更地にしておくことは
大きなメリットになります。
 
さらに言えば、家の解体には自治体などから
助成制度の対象となっているケースがあります。
 
制度を利用することで、補助金が受け取れ
解体費用の負担を下げられる地域もあります。
 
補助金が受け取れる地域かを調べられ、
該当するようでしたら、売却スタート前に
申請されることをおすすめします。
 
ただし、更地にしてしまうと、
固定資産税が3〜4倍に跳ね上がる
可能性もあります。
 
建物付き土地が受けていた優遇措置が
なくなってしまうからです。
 
そのため、売れ残ってしまうと
固定資産税などの維持費の負担が増えてしまう点は、
更地にするデメリットになります。
 
エリアとして売れやすいのであれば更地に、
売れにくいのであれば、
古家は解体せずにそのままにしておくなど、
場所の特性によって、更地か、家付きかを選びましょう。
 
次に考えなえればいけないことは、
家の解体工事の費用は高額であるということです。
 
その土地に対する需要などを踏まえて
まずは査定金額も考慮しながら、
その上で、更地にすべきかそうでないかを
判断するのが良いのではないでしょうか。
 
弊社では、不動産売却に関する
お手続き方法やお客様のお悩みにお応えしております。
何かございましたら、お気軽にご連絡ください。
 
本日は以上です。
 




 

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