【不動産売却の基礎知識68】【トラブル防止】土地・戸建売却で必ずやるべき測量とは?

こんにちは。リノベ不動産吉川駅前通り店の河田です
 
不動産のご売却には多くの失敗事例が潜んでいます。
本メールでは、弊社にお問い合わせをいただいた皆様が
不動産のご売却で失敗をされないために
有益な情報をお届けしています。
ぜひ最後までお読みください。



今回のテーマは
「土地・戸建売却で必ずやるべき測量」
についてです。
 
住宅はもちろんですが、土地の面積は
不動産価格を大きく左右します。
 
場合によっては、住宅を取り壊し
土地のみが価格に反映されるということもあります。
 
そのため、土地や戸建の売却を検討されたときには
正確な土地の面積が必要になります。
 
しかしながら、土地を取得してから
長い年月が経っているとか、
 
親や祖父の時代から受け継いできたなどですと、
測量自体が正確でないケースも考えられます。
 
そのため、面積は登記簿謄本を見れば、
確認することが可能ではありますが、
これは実測されたものでないものもあり、
多少の誤差がある場合があります。。
 
そのようなこともあり、昨今では購入者様側が「測量」を求めます。
 
売却価格を正確に決定するために
また、買主様とのトラブルを未然に防ぎ
契約自体に不履行が生じないようにするには
正確な土地面積は必要な情報になります。
 
そのためには、測量が必要というわけです。
 
土地・戸建売却で必ずやるべき測量は、
「現況測量」と「確定測量」
の2つがあります。
 
「現況測量」とは、仮測量とも呼ばれ
既存の杭や境界線、フェンスや現場の塀など
実際の現場で確認できる境界で測量を行い、
所有者様の指示のもと、仮で設定し測量します。
 
一方、「確定測量」というのは、
資格を持った土地家屋調査士と
隣地の所有者の立ち会いのもとで
境界点を決定、同意しながら測量していきます。
 
現況測量と比べると、確定測量は隣地との境界に関して
隣地の所有者の同意を得られた正確な測量図面を
作成することができます。
 
つまり、正確かつトラブルリスクの少ない
正式な図面として活用することができるというわけです。
 
では、「現況測量」は作らなくていいのでは?
 
と思われるかもしれませんが、
確定測量には時間と費用がかかります。
 
道路管理者や隣地所有者の立ち合い
その上、各申請費用なども必要です。
 
そして調査、図面作成等には
長い期間がかかります。
 
しかし、現況測量であれば、
隣地の所有者の立会いなども不要で
測量の作業も1日で終了し、図面が作成されます。
 
まずはこちらを、土地資料とすれば
買主様も安心して検討できますし
交渉自体をスムーズに行うことも可能です。
 
とは言いましても、あくまで現況から見た
図面に過ぎませんので、
交渉が進み始めたら、
念のため、確定測量をしっかりと行うことで
トラブルのない売買につなげることができます。
 
土地のサイズや境界はデリケートな問題ですから、
売主様の責任として、測量はしっかりと
行うようにしましょう。
 
弊社では、不動産売却に関する
お手続き方法やお客様のお悩みにお応えしております。
何かございましたら、お気軽にご連絡ください。
 
本日は以上です。

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